何度も戻ってくる絵~絵画盗難事件~
2017-09-23
小松絵画教室 暇潰しの美学
物騒な世の中…
でも昔も今も、悪人というのは必ずいて
小さい罪から、歴史に名を残すような罪まで
様々な事件があります。
今回は、美術に関係する事件をお伝えしていこうと思います。
●美術品の盗難

もちろん犯罪です。
この50年間ほどで一体どれほど美術品の盗難があるのでしょうか?
大体14万点以上と言われています。
日本でも度々、仏像などが盗まれたりしていますね。
そしてやはり盗むということは、それを買う人もいるということも忘れてはいけませんね。
そして、過去最多盗難数を誇る
と言われているのは誰が描いた絵画でしょうか?
その答えは
レンブラントです。
その理由は簡単で
レンブラント作品はとても小さい作品が多いのです。
●何度も戻ってくる絵画

レンブラント・ファン・レイン 《ヤコブ・デ・へイン3世》
レンブラントの『ヤコブ・デ・ヘイン3世』
実はこの絵、今までに4回盗まれています。
そして4回戻ってきています。
一度目は1967年
展示スペースの隙間から侵入し、
絵を盗み出すも大量の指紋により32歳の男を逮捕。
無事に返還される。
絵を盗み出すも大量の指紋により32歳の男を逮捕。
無事に返還される。
二度目はその6年後
美術館に訪れた青年が、白昼堂々盗み去る。
その後逮捕。
その後逮捕。
1981年、三度目の盗難
絵は無事に戻ったのですが、
これで美術館のずさんな管理体制に非難が殺到します。
これで美術館のずさんな管理体制に非難が殺到します。
その後、大金をかけて警報装置を設置するのですが……
まさかの四度目の盗難事件
弱った美術館はあることをします。
なんと新聞に犯人へのメッセージを掲載したのです。
『極端に暑かったり、寒かったりするところに絵を保存しないこと。
できる限り持ち運ぶのも避けること。』
できる限り持ち運ぶのも避けること。』
という、絵の保存方法を犯人に伝えたんですね。
絵を描く人間にとって
こういうのはとてもグッときます。
もちろん犯人も美術館側もどちらも問題なのですけどね。
そして3年後、この絵はドイツの駅で発見されます。
未だ犯人は不明のまま……。
おまけ
●歴史上有名な絵画盗難事件


1990年3月18日
イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館で盗難事件が発生。
フェルメール、レンブラント、
ドガ、マネなど13点が盗まれます。
ドガ、マネなど13点が盗まれます。
この事件は未だ犯人不明なまま、
さらに絵画の行方もわかっていないという事件です。
現在もFBIが捜査をしています。
美術館側は盗難された絵画の額は、
今もそのままにして展示しているそうです。
今もそのままにして展示しているそうです。
いつかこの額に、絵が戻ってくることを願って…。
ちなみにこの事件を題材に
『消えたフェルメール』という映画にもなっています。
いかがでしたでしょうか?
絵画といっても
一枚の絵が描き上がるまでのドラマがあり
さらに作者が没してもなお
その一枚の絵画に関して
いろんな人間のドラマがある。
"ただ鑑賞して終わり"
というのも、とてももったいない気がします。
たくさんの魅力ある展示が全国であります。
是非、足を運ばれる前に
一つの作品だけでも知識をいれておくと
より一層面白いと思います。
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