祇園祭の由来と幻のお菓子

2017-07-15


小松絵画教室 暇つぶしの美学


今回のお話は、祇園祭のちょっとした雑学です。
知ればきっと、誰かに話したくなりますよ!

7月、京都では祇園祭始まります。

日本の三大祭りですね。
毎年、7月のどこかで行かれるかたも多いのではないでしょうか。

 
祇園祭の山鉾は、動く美術館とも言われています。
なんとも粋な言い方ですよね。
山鉾が動き出す時期になれば、日本全国・世界各国から人が集まります。



そもそも…

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祇園祭の由来ってご存じですか?

簡単に説明しますと…
 
平安時代、京の都では疫病が大流行しました。
その原因が、御霊(ごりょう=この世に恨みや、未練を残したまま
亡くなった魂の祟り)であると考えられ
御霊会という、御霊を鎮めるための儀式を
京都の神泉苑で行ったのがそもそもの始まりといわれています。

 
その後、869年牛頭天王(=疫病や災いをもたらすもの)を
祀り執り行った御霊会が、祇園祭の起源とされています。

 
つまり、簡単にいうと無病息災を願うお祭りなんですね。





●影の主役、祇園祭のお菓子たち
 
京都といえば、和菓子も有名です。
 
今回は祇園祭にまつわるお菓子をご紹介します。
 
祇園祭の時、占出山(うらでやま)という山で販売されている《吉兆あゆ》というお菓子があります。

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なぜ吉兆あゆ、という名前なのか。
 
それは、日本書紀の中に神功皇后の話に由来します。
 
この神功皇后が戦の行く末を釣りで占い
『もしこの戦が戦勝ならば魚を釣らせよ』という願いをかけ
見事魚を釣り上げたというお話です。


 
おわかりでしょうか?
 
「あゆ」を漢字で書くと「鮎」。魚に占と書きます。
 
この逸話からできた漢字なんですね。(ちなみに中国では鮎はなまずのことです)


もうひとつちなみに。
 
似ているお菓子で《若あゆ》というものがあります。

端午の節句あたりから販売されるこのお菓子は
桂川の鮎の解禁に合わせて販売されるお菓子です。
よく似てますが、意味が違うのですね!



もう一つご紹介します。



 
祇園祭にとって特別なお菓子があります。

それが
《行者餅》です。

 
7月16日のたった一日だけ販売される、幻のお菓子です

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このお菓子は製造する作業場を清めてから作るというほどのものなのです。

 
この《行者餅》の誕生秘話があります。
 
1806年の創業当時、京都では疫病が流行っていました。
奈良の大峰山で修行中の創業者が『このお菓子を作りなさい』と夢の中でお告げを受けたそうです。
夢の教えを守り、作ったお菓子を、山鉾のひとつである"役行者山"にお供えをし、これを食べた人たちが疫病から逃れたと言われています。
 
そしてこの《行者餅》が、無病息災を願う縁起菓子として、毎年山鉾にお供えされています。

一般発売は、完全予約制なので早い時期からのご予約がおすすめです。

 
いかがでしたでしょうか。
 
今回は祇園祭のちょっとした雑学のお話でした。
こういうふうに日本を知っていくと
なんて奥が深い国なんだろうと改めて思います。
昔から引き継がれる日本人の誇りや願いを、現代の私たちも忘れてはいけませんね。
 
 
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。




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